今から860年前の久寿元年(1,154)、源久(みなもとのひさし)がここで逝去されたという。

今も巨大な自然石の墓が残っている。この地に宛陵寺が建立されたはっきりした年代は、解っていないものの、昭和29年に仏坂に移転されるまで、確実なところで600年以上は、ここに寺があったのである。地域の人々の篤い信仰によって護られたのである。

 

歴史的遺産で松浦市指定文化財である。源久(みなもとのひさし)の墓碑、今福松浦家の歴代供養塔、歴代住職の墓が現存する。近年、保存会が立ち上がり、土塀の修復や駐車場の整備、植林の管理、清掃など再び地域の人々によって護られている。

元の境内には杉を植林してある

修復された土塀

今福松浦家供養塔と源久の墓碑

源久の墓前より梶谷城跡を望む

旧宛陵寺の地図です。赤い印が示している場所で、途中案内看板があります。

建物はありませんが、駐車場はございます。


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